乳がん9年目~病歴プロフィール
◆乳がんの経歴
36歳のとき、乳がんと診断されました。
ちょうど下の子の断乳を終えて5か月ほど経った頃だったと思います。
ふと断乳後の乳房の状態を確認してみようと思い、
仰向けで胸を触ったときに左胸の下側に、小さなしこりがあることに気づきました。
それまでも授乳中は、よく詰まりからしこりができていたのですが、
そうした乳腺の詰まりによるしこりとは、明らかに違う感触。
とてもいや感じがして、すぐに乳腺クリニックに電話をして診察に行きました。
クリニックでは、エコーによる診察で1センチほどのしこりがあることを確認。
「このまま様子を見てもいいけど、心配なら針生検をやっていきますか?」
と言われ、そのまま針生検をしてもらいました。
結果は、クロ。
悪性腫瘍でした。
クリニックでの告知から1か月半後、八事日赤で温存手術を受けました。
しかし、術後病理の結果、断端陽性であることがわかり、
さらに半年後に全摘~広背筋を用いた再建手術を受けました。
幸い、腋窩リンパ節への転移はなかったので、
その後の治療はホルモン療法オンリーとなりました。
リュープリン2年、タモキシフェン5年。
しかし、リュープリンの副作用がきつく、中断。
結局、タモキシフェンだけの治療を行うことになりました。
タモキシフェンの副作用に振り回され、治療開始から4年ほどはかなり苦しい思いをしました。
そして2017年1月。
年に一度のマンモグラフィー、血液検査、造営CT撮影の結果の日。
いつも通り、「問題なし」と言われるつもりの診察室で、
「局所再発の可能性があります」と告げられました。
あら?
8年前、全摘したのは乳腺のみで、形を少しでもよくするために、
当時の主治医は乳頭と脂肪を残したままの全摘をしていました。
その残した乳頭下への再発でした。
さらに今回は、左腋窩リンパ節への転移も発覚。
2017年3月に再建した左胸を再度全摘し、腋窩リンパ郭清も行いました。
術後病理の結果、初発とほぼ同じ顔つきのガンであることから、
がん細胞が乳頭下に残っていたのかもしれない、とのことでした。
これまでと同じホルモン療法がよく効くタイプでしたが、
タモキシフェン服用中の再発なので、薬を変えての仕切り直し。
リュープリン⇒閉経するまで
フェマーラ⇒10年間
主治医とよくよく話し合って、この治療のみで行くことを決定しました。
初発から8年目の局所再発で、再び10年の治療。
長いです。
長いからこそ、この病気と治療と、うまく共存していこうと思っています。